「尾道紅茶」は当店オリジナルブランドの紅茶です。当Webサイトのオンラインショップでもお買い求めいただけます。
坂道に古い洋館が残る港町尾道。
様々な西洋文化が昔から入ってきていた尾道で、当店はセイロン島(現スリランカ)より紅茶を輸入販売していました。
昭和16年イギリスとの戦争に突入し、イギリス領であったセイロンとの交易は中断。以来、長い間尾道の紅茶は忘れ去られていました。
きっかけはこの古い紅茶の茶櫃。
平成13年春、尾道を芸予地震が襲いました。地震で崩れた当店の土蔵の中から、この茶櫃が見つかりました。
上部には「MADDEMA・CEYLON・0619」と印刷されたセイロン紅茶輸出業者のシール。前面には日本での水揚げ港「KOBE」の文字、反対には紅茶のグレードや内容量を表す文字が見えます。
これをもとにセイロンからの輸入を再開。
産地ごとのストレートティーと尾道の雰囲気をイメージした独自のブレンド紅茶を開発することになりました。
♣ セイロン直輸入 ウバ(Uva) ノンブレンド
■ 産地について・・・
セイロン島の山岳地帯の東側、標高1300m以上のウバ地方で産出されるハイグロウン(高山地)茶。花のように甘い香りと、メンソール系の刺激的な香りが混ざり合った独特のウバフレーバーが特徴。軽快な渋みをもつシャープな味わい。
■ 茶葉の形状・・・
2~3ミリのブロークンオレンジペコー。
■ 水色・・・
沈む直前の夕日のような赤みの濃いオレンジ色。
■ 風味・・・
タンニンが多い割りには、心地よい渋さでコクがある。メンソール系の香りや花のような香り。
■ お薦めの飲み方・・・
ストレートでもよいが、ミルクティーにするとおいしさ、香りが引き立つ。
♣ セイロン直輸入 ヌワラエリヤ(Nuwara Eriya) ノンブレンド
■ 産地について・・・
セイロン島の山岳地帯の西側、標高1800m以上のスリランカでは最も高地にある産地。昼夜の温暖差が激しい為に多発する霧と、強烈に降り注ぐ太陽の光が、すがすがしく優雅な風味を生み出す。
■ 茶葉の形状・・・
2~3ミリのブロークンオレンジペコー。醗酵が浅く緑がかった色をしている。
■ 水色・・・
明るく緑がかった淡いオレンジ色。
■ 風味・・・
緑茶を思わせるほどよい渋みがあり、花のような爽やかな香り。味、香りともに上品なイメージ。
■ お薦めの飲み方・・・
爽快で上品な風味を楽しむ為にストレートがお薦め。好みでミルクを加えても。
♣ セイロン直輸入 ディンブラ(Dimbla) ノンブレンド
■ 産地について・・・
セイロン島の山岳地帯の西側、ウバとちょうど反対に位置するハイグロウンの産地。まろやかな味わいで飲みやすい。香りもバラの花に似た柔らかさ。
■ 茶葉の形状・・・
オレンジペコーを篩にかけ、2~3ミリの葉を集めたブロークンオレンジペコー。
■ 水色・・・
赤みのある鮮やかなオレンジ色。
■ 風味・・・
ハイグロウンにしてはタンニンが少ない為、渋みはややおとなしい。口当たりがまろやかで、飲みやすい。
■ お薦めの飲み方・・・
朝食のミルクティー、スパイスやハーブを使ったチャイなど、バリエーション豊かに楽しめる。冷やしても濁りにくいためアイスティーにも向く。
♣ ハーブブレンド「桜の花便り」
おのみち紅茶は半世紀ぶりに尾道に甦りました・・・。
復活の紅茶は、アッサム茶がベースで尾道の老舗の菓子職人が厳選した桜の花と葉をブレンド。
♣ ハーブブレンド「浜風便り」
春の紅茶「桜の花便り」を受けて、夏のアイスティー用ブレンドの開発が始まりました。
ダージリン産茶葉をベースにリフレッシュ・疲労回復効果のあるハーブを3種ブレンド。蜂蜜を加えるとより美味しくなります。